"こばじゅう"で家を建てた30代のブログ

神奈川の拘り派工務店"こばじゅう"で木と和を愛し過ぎたギター馬鹿が襷掛けをして日本刀片手に鉄馬に乗りながら家を建てる記録

築50年超えのボロ平家は意外にもちゃんとしてる

家づくりを始めるにあたって、基準となるのはやっぱり -いまの家- になりますね。


ちなみに家の購入を考え出した理由は、子供が生まれて手狭になったから。


まずは適当に今の家を分析して、自分がどういう家に住みたいのか考えてみましょう。


【分析編】


-外観-

うん。よく誰かが来ると「トトロの家みたい」とか「サザエさんちみたい」とか気を使ったこと言ってくれるけど、そんな素敵なもんじゃなく「小作人の家」って感じだよね。俺もそう思う。


-スペック-

築50年超えの平家戸建

間取りは2DK

6畳和室・4.5畳和室・4.5畳DK

風呂とトイレはなぜか広い。特に風呂。

外見はボロだけど中は割と綺麗。

それなりの広さの庭がある。(縁側付き)

家賃超安い。



-内観-

畳の魔力なのか、日本人のDNAに刻み込まれた郷愁なのか、友人が来たときの「いつの間にか寝ちゃってる率」には定評がある。もちろん俺は畳の虜。



-天井-

天井も「竿縁天井」っていう木張りが素敵な天井。寝るときはとても落ち着く。



-縁側-

野良猫がよく縁側でごろついてる。可愛い。とても可愛い。あと、風呂上りの縁側は最高。


で、この家の特に素敵ポイントは「木が良い」ってことなんだよね。(俺は仕事柄、木材とよく触れ合うのです。そして木が好きすぎるのです)


何気なく全部が無垢材。何気なく全室が真壁。(柱が見える日本伝統的な壁)今じゃお高いことが何気なくやられてる。


外壁のモルタルとか人工的なところはボロいとこ多いし、やけに開口部が広くて耐力壁なんて考えは皆無っぽい造りなのに、この家が50年以上経っても「とどのつまり大丈夫」なのは木材が良いからだと思う。


地震とかきても揺れるけどマジ元どおり。たぶん木の「粘り」「しなり」が効いてるんだと思う。別に傾いたりもしてないし。(専門的なことわからんから、もしかしたら平家ってのは上が無いからそれが普通なのかも知れんけど)


…で、逆に嫌なところはまず「冬クソ寒い」ってことですね。建具はショボいしボロい。断熱材なんて皆無。隙間風は止むことなし。サッシはペラペラアルミでシングルガラス。もう暖かく住まわせる気ないね。


次に嫌なところは「虫の侵入比率が高くてめんどくさい」ってとこですね。

隙間だらけだし、土丸出しの布基礎だし、水回りがさすがにやられてて侵入口に。



【結論編】


まとめると、俺は


今の家みたいに

■良い木で ■和室メインで ■無垢材で ■真壁で ■天井も木で ■縁側がある 家に住みたいけど、


今の家みたいに

■寒くて ■虫がめんどくさい 家からは卒業したい。


と思ってるみたい。



見つかるかね。

ブログはじめました

"こばじゅう"での家づくり思い出保持日記。


文筆は30代の男。

妻と息子がいるギリギリ会社員。


始めたの地鎮祭ちょい前だから

そこまではうろ覚え更新。


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